嬉しいことがあった時、嫌なことがあった時

嬉しいことがあった時、直後に悲しみを体験することが有ります。

そんな時、河合隼雄著の「心の処方箋」という本に書かれている言葉を僕は思い出すようにしています。

“ふたついいことさてないものよ”という言葉です。

初めてこの言葉を見た時読みづらく理解しづらかったのですが、二つ良いことは連続して続かないものよ、という意味だと僕は解釈しています。

だから、何か嬉しいことが起こったとき、「そうだ。ふたついいことさてないものよだ。油断しちゃいけない。」と思うようにしています。

こうすることで嬉しいことがあった時の幸福が、残念で嫌なことがあった時の気の落ち込みを予防することができます。

そして、嫌なことがあった時は、”ふたついいことさてないものよ”方式で、”ふたつわるいことさてないものよ”と考えるようにしています。さっきの言葉の応用です。

嫌なことがあった時も、「ふたつわるいことさてないものよ」と心の中で思えば、一回悪いことが起こったからもう次は起こらない、と案外落ち着いていられて、気持ち的にも楽になります。

実際運が悪ければ日常生活で嫌なことが2回ぐらい連続して起こることが僕にはありこの言葉嘘やんと思ったこともありましたが、寝れば忘れて今ではほとんど覚えていないくらいの出来事でした。

“ふたついいことさてないものよ”(今調べたら”ふたつよいことさてないものよ”が正解のようです)是非覚えて心の中で呟いてみてください。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。